小悪魔ちゃん

デキてる森仙。
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「お前、オレのこと好きじゃん」
そう仙道がなにげなく口にした言葉に、森重は軽く眉間に皺を寄せた。
「なに言ってんだ」
下らねぇ、と低く声を漏らす森重に、仙道が楽しそうな笑顔を向ける。
「なんで? だってお前、オレで勃つしイクでしょ。それともアレ? お前、嫌いなヤツと抱き合うと勃っちゃうマゾなの?」
あけすけな物言いに、ふざけるなと思いつつ、森重は逆に尋ねた。抱き合って達するのはお互い様だ。
「……じゃあ、あんたはオレが好きなのか」
いつも澄ました仙道が、揚げ足を取られたと膨れるところが見たい。その様子を想像して片頬を歪める森重に、仙道は鼻先が触れそうなほど近づき、にっこりとほほ笑む。
「オレはね、マゾなの」
言葉の意味を飲み込む前に、森重の唇は仙道に塞がれていた。




13.5.16 日記にUP

小説の「夢が見れる機械が欲しい」の人たちっぽい。
森仙はこんな感じ。
それがどういうことか、気づいて、寛! 

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